社会保険料の引き下げ(標的はシルバー世代)
2026年 02月 12日
知らなかったんだが・・・ 「テクノ・ポピュリズム」という造語があるそうだ。
ポピュリズムと云ったらイデオロギーや情緒的な世論の煽動を思い浮かべるが、
そうではなく、データや科学的な根拠に基づいて、
具体的にやった成果をアピールして、支持を広げていくことらしい。
然は然り乍ら(さはさりながら)・・・ ポピュリズムという言葉は、
既存の政党(政策)や、エリート層への抵抗だから、
だれを主役にして、だれを標的にするのかについて、深掘りする必要があるだろう。
分かり易いのは、先の参院選で参政党が訴えた「日本人ファースト」であり、
国民民主党が訴えた「手取りを増やす。」なんだと思われるが、
その訴えを深掘りしてみると、ターゲットはともに政権与党であったものの、
主役が総花的な参政党に対し、国民民主党は生活者に視点が向けられていたと思う。
ひらたく言えば、参政党が外国人を標的にして、情緒的に世論を煽動したことに対し、
国民民主党はデータや科学的な根拠に基づき、生活者の懐を擽り続けており、
これまでになかった・・・ 新手の「テクノ・ポピュリズム」を作り出している。
そこに持ってきて、今回の総選挙で二桁の議席を確保したチームみらいが、
消費減税よりも社会保険料の引き下げという、新手の課題をぶつけてきているので、
その主張の真意というか、標的とされるターゲット層はいったいだれなのか、
そこんとこがちょっと・・・ 気になっていた。
なお社会保険料とは、医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の総称で、
税金は一般会計で管理され、その使途は年度予算として国会で審議されるが、
社会保険料は特別会計で管理され、予め使途が決まっているものの、
税と同様に強制的に徴収されることから・・・ 税との区分が分りづらいかもしれない。
具体的な使途として、医療保険は個人負担を差し引いた7割相当に充当され、
年金保険は公的年金に充当され、介護保険、雇用保険、労災保険は、
必要に応じて支払われる公的扶助であり、負担者へのリターンもあるが、
問題視されているのは・・・ おそらく医療保険に当たるんじゃないかと思われる。
総選挙期間中の、メディ各局の報道によれば・・・ チームみらいは、
消費税の減税より、社会保険料を下げるということだけが一人歩きしていたが、
総選挙が終ってようやく・・・ その具体策(財源)に言及し始めると、
シルバー世代の負担率(1~2割)を、現役世代と同じ3割にしたいと言っていた。
「いまごろ言わずに、もっと早く言ってよ。」なんだろうが、
社会保険料の一部に、逆進性があることは理解してるので、
現役世代の負担を減らすということは・・・ 正論だと思うものの、
その標的がシルバー世代だというのは、お年寄りに病院に行くなと言ってるに等しい。
チームみらいは・・・ 政治的には未経験の素人集団だと思うが、
高学歴の成功者や、知恵者が揃ってるイメージがあったので、
あっと驚く提案があるのかと期待してたら・・・ 「やっぱりね。」だったので、
結局そこに行き着くのかと思うと、ちょっと残念かもしれない。
現役世代と違ってシルバー世代の収入は、基本的に年金収入だけであって、
背に腹は代えられないのかもしれないが・・・ 体力的なことを踏まえれば、
頑張って働いても、稼げる世代ではないので、配慮していただければ思ったりする。
しかし、現役世代は・・・ きっと、こう言うだろう。
「あなた方の年金は、我々現役世代が支えているので、
私たち現役世代から見たら、あなたたちシルバー世代は既得権益を得た人々であり、
我々の財布でメシ食ってる。」と・・・ 言うに違いない。
すると、シルバー世代は・・・ おそらく、こう返すだろう。
「仰ってることは確かにそのとおりだが、あなた方も・・・ いずれ歳を取るし、
我々の世代に至ったとき、あなた方の子や孫から同じことを言われたら、
どう返答するのか教えてくれ!」と・・・ 応じるだろう。
そして・・・ 堂々めぐりの末、なにが問題なのかと探し始めたら、
少子高齢化で現役世代が少なくなったことや、
医療技術が向上したことにより、格段に長生きできるようになったことの他、
医療に関する技術、設備、薬に加え、人件費の高騰が顕著なことに気づかされる。
さて・・・ どうする。
成長が鈍くなり、成熟した時代を、これからどう過ごすのかという視点に立てば、
イデオロギーの対立よりも、ジェネレーション間の対立の方が現実的であり、
お互いが責任を転嫁しようとしてるんだから・・・ なんだか辛くなってくる。
成り行き任せの爺さんに、良い知恵があるわけでもないが、
政権与党は・・・ いったい、どこに、
落としどころを見つけようとしているのだろうか?
中長期的にはもシルバー世代の財産まで把握し、応分の負担率を求めるのだろうが、
短期的には・・・ OTC類似薬をどう扱うのかもあったりして、
あっちを立てれば、こっちが立たなくなるだろう。
よって・・・ 議論を尽くしていただければ、
決まったことにイチャモン付けるつもりはないが、次の総選挙で反発がでるだろう。
そんなこんなから、メディア各局にお願いしたいのは、
議論の進展を追いながら議論を整理して、丁寧な報道をお願いしたいと思っている。
最後にひと言だけ・・・ もの申すとすれば、
「長生きしてね。」のひと言が、
言えなくなってしまうような政治だけは・・・ 勘弁願いたい。
ポピュリズムと云ったらイデオロギーや情緒的な世論の煽動を思い浮かべるが、
そうではなく、データや科学的な根拠に基づいて、
具体的にやった成果をアピールして、支持を広げていくことらしい。
然は然り乍ら(さはさりながら)・・・ ポピュリズムという言葉は、
既存の政党(政策)や、エリート層への抵抗だから、
だれを主役にして、だれを標的にするのかについて、深掘りする必要があるだろう。
分かり易いのは、先の参院選で参政党が訴えた「日本人ファースト」であり、
国民民主党が訴えた「手取りを増やす。」なんだと思われるが、
その訴えを深掘りしてみると、ターゲットはともに政権与党であったものの、
主役が総花的な参政党に対し、国民民主党は生活者に視点が向けられていたと思う。
ひらたく言えば、参政党が外国人を標的にして、情緒的に世論を煽動したことに対し、
国民民主党はデータや科学的な根拠に基づき、生活者の懐を擽り続けており、
これまでになかった・・・ 新手の「テクノ・ポピュリズム」を作り出している。
そこに持ってきて、今回の総選挙で二桁の議席を確保したチームみらいが、
消費減税よりも社会保険料の引き下げという、新手の課題をぶつけてきているので、
その主張の真意というか、標的とされるターゲット層はいったいだれなのか、
そこんとこがちょっと・・・ 気になっていた。
なお社会保険料とは、医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の総称で、
税金は一般会計で管理され、その使途は年度予算として国会で審議されるが、
社会保険料は特別会計で管理され、予め使途が決まっているものの、
税と同様に強制的に徴収されることから・・・ 税との区分が分りづらいかもしれない。
具体的な使途として、医療保険は個人負担を差し引いた7割相当に充当され、
年金保険は公的年金に充当され、介護保険、雇用保険、労災保険は、
必要に応じて支払われる公的扶助であり、負担者へのリターンもあるが、
問題視されているのは・・・ おそらく医療保険に当たるんじゃないかと思われる。
総選挙期間中の、メディ各局の報道によれば・・・ チームみらいは、
消費税の減税より、社会保険料を下げるということだけが一人歩きしていたが、
総選挙が終ってようやく・・・ その具体策(財源)に言及し始めると、
シルバー世代の負担率(1~2割)を、現役世代と同じ3割にしたいと言っていた。
「いまごろ言わずに、もっと早く言ってよ。」なんだろうが、
社会保険料の一部に、逆進性があることは理解してるので、
現役世代の負担を減らすということは・・・ 正論だと思うものの、
その標的がシルバー世代だというのは、お年寄りに病院に行くなと言ってるに等しい。
チームみらいは・・・ 政治的には未経験の素人集団だと思うが、
高学歴の成功者や、知恵者が揃ってるイメージがあったので、
あっと驚く提案があるのかと期待してたら・・・ 「やっぱりね。」だったので、
結局そこに行き着くのかと思うと、ちょっと残念かもしれない。
現役世代と違ってシルバー世代の収入は、基本的に年金収入だけであって、
背に腹は代えられないのかもしれないが・・・ 体力的なことを踏まえれば、
頑張って働いても、稼げる世代ではないので、配慮していただければ思ったりする。
しかし、現役世代は・・・ きっと、こう言うだろう。
「あなた方の年金は、我々現役世代が支えているので、
私たち現役世代から見たら、あなたたちシルバー世代は既得権益を得た人々であり、
我々の財布でメシ食ってる。」と・・・ 言うに違いない。
すると、シルバー世代は・・・ おそらく、こう返すだろう。
「仰ってることは確かにそのとおりだが、あなた方も・・・ いずれ歳を取るし、
我々の世代に至ったとき、あなた方の子や孫から同じことを言われたら、
どう返答するのか教えてくれ!」と・・・ 応じるだろう。
そして・・・ 堂々めぐりの末、なにが問題なのかと探し始めたら、
少子高齢化で現役世代が少なくなったことや、
医療技術が向上したことにより、格段に長生きできるようになったことの他、
医療に関する技術、設備、薬に加え、人件費の高騰が顕著なことに気づかされる。
さて・・・ どうする。
成長が鈍くなり、成熟した時代を、これからどう過ごすのかという視点に立てば、
イデオロギーの対立よりも、ジェネレーション間の対立の方が現実的であり、
お互いが責任を転嫁しようとしてるんだから・・・ なんだか辛くなってくる。
成り行き任せの爺さんに、良い知恵があるわけでもないが、
政権与党は・・・ いったい、どこに、
落としどころを見つけようとしているのだろうか?
中長期的にはもシルバー世代の財産まで把握し、応分の負担率を求めるのだろうが、
短期的には・・・ OTC類似薬をどう扱うのかもあったりして、
あっちを立てれば、こっちが立たなくなるだろう。
よって・・・ 議論を尽くしていただければ、
決まったことにイチャモン付けるつもりはないが、次の総選挙で反発がでるだろう。
そんなこんなから、メディア各局にお願いしたいのは、
議論の進展を追いながら議論を整理して、丁寧な報道をお願いしたいと思っている。
最後にひと言だけ・・・ もの申すとすれば、
「長生きしてね。」のひと言が、
言えなくなってしまうような政治だけは・・・ 勘弁願いたい。
私は前回、夫は今回 みらいに投票しました
安野くんに期待しています
安野くんに期待しています
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
たまさん、こんにちは
人に得手不得手があるように、政党にも得手不得手があるのかもしれません。
この政党の頭脳は買えますが、
高齢者を敵に回すような、この手の政策には・・・ ちょっと疑義があるかもしれませんね。
人に得手不得手があるように、政党にも得手不得手があるのかもしれません。
この政党の頭脳は買えますが、
高齢者を敵に回すような、この手の政策には・・・ ちょっと疑義があるかもしれませんね。
django32002さん、こんにちは
3割負担になっても影響が出ない高齢者をどうやって選別するのか、
給付金税額控除は当該年度の収入がベースですから、実施可能かもしれませんが、
固定資産や預貯金の口座は把握できても、タンス預金や宝飾品、貴金属までは把握不能なので、
資産のある高齢者を特定し、3割負担する高齢者とするのは無理だと思っています。
3割負担になっても影響が出ない高齢者をどうやって選別するのか、
給付金税額控除は当該年度の収入がベースですから、実施可能かもしれませんが、
固定資産や預貯金の口座は把握できても、タンス預金や宝飾品、貴金属までは把握不能なので、
資産のある高齢者を特定し、3割負担する高齢者とするのは無理だと思っています。
by tamajii1954
| 2026-02-12 04:00
| 爺のジジ放談
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